• 彷徨える河

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アマゾン奥地に潜み暮らす先住民の豊穣な精神を世界に知らしめて衝撃を与えた、
伝説の人類学者コッホ=グリュンベルク。
彼が最期に見たものは宇宙と一体である人間の本質であった。
まさに尋常ならざる傑作である。
中沢新一 (人類学者)
驚くべき、シャーマンが受信するイメージの映像化。
マルセル・モースとレヴィ=ストロース、それぞれの同時代の探検家が、
最後のシャーマンを探してアマゾンを遡る。
磯崎新 (建築家)
よみがえる。 殺風景な岩の山、つぶされて匂い立つ赤い色の実、ヤノマミの人たちの笑い声。
考えずにはいられない。
“こちら側”の無遠慮な侵入、彼らを脅かす“加害者”の存在を。
国分拓 (NHKディレクター(「ヤノマミ 奥アマゾン 原初の森に生きる」「大アマゾン 最後の秘境」))
幻の植物を求めて繰り広げられるプラントハンターたちの物語は、
まるで地球資源を求め続ける現代人の欲求と葛藤、
そして彷徨う姿そのものではないだろうか
西畠清順 (プラントハンター)
孤高のシャーマン、カラマカテの存在感がとてつもなく大きい。
モノクロ特有の重厚な風景の中で物語は展開する。100年前のアマゾンはゴム景気に沸いていた。
悲惨だったのは奴隷のようにこき使われ、略奪、殺戮された先住民たちだ。
侵略者に滅ぼされた民族の唯一の生き残りがカラマカテだ。
それから数十年経ったアマゾンに消費文明が押し寄せている。
今では失せかけている不可視的なものに対する感謝の念と怖れを、この映画の中に見ることができて懐かしかった。
関野吉晴 (探検家・医師)
この映画には蛇のようにうねり、のたうつように流れる河の、
永遠の生命力がフィルムに乗り移ったかのようなリアリティがある。
※フィガロジャポン2016年11月号より
港千尋 (写真家・映像人類学者)
小舟は進む。荒れた河も、暗い闇も。心はまるで小舟のようにグラグラ揺れた。
夢か、地獄か。僕はオカッパとなり河を流れた。
カッコイイぜオカッパ‼︎がんばれアマゾン‼︎
安齋肇 (イラストレーター)
辺境、魔境として知られるアマゾンは、先住民の視点から語り直される時、
まったく異なる世界観をもって立ちあらわれる。
モノクロームの映像は、かつて観光客として見た原色のアマゾンより、真実のアマゾンを見た気がした。
山口由美 (ノンフィクション作家)